壊された、日々

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「おはよーアル!!」 教室に入り、大きな声で挨拶すると、一番最初に気づいてくれたのは姉御だった。 「あら、神楽ちゃん。 あなたも6-3だったのね?」 「そうアル!! 一年間よろしくネ♪」 「こちらこそ。」 そして、黒板に書いてある通りの席に座る。 黒板によると、わたしの隣はどうやらさっき見た、『沖田総悟』とやららしい。 どんなやつかは知らないけど、気になるアルな…。。 そう思うが、残念ながら沖田はまだ来ていなかった。 なんだよ、来てねェのかヨ。 と、心の中で呟き、鞄を机の横に掛けて立ちあがろうとした。 …そのとき。 『きゃぁぁぁぁぁぁ!!』 いきなり、女子の黄色い声が廊下から聞こえた。 なんだろう? と思い、廊下まで行くと、そこには男子2名が女子にキャアキャア言われながら廊下を歩いていた。
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