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そこに居たのは、瞳孔の開いた黒髪の男子と、赤い目をした栗色の髪の男子だった。
でも、わたしはそいつを知らなかったため、いつの間にか近くに居た姉御に聞いてみた。
「姉御、こいつ等誰アルか?」
「あら?
神楽ちゃん知らないの?
あの人が土方十四郎さん。クールで、とてもモテるの。
その隣の、栗色の髪の子が沖田総悟くん。とても可愛い顔してるけど、腹黒だって言う噂よ。」
…そこまで聞いて、わたしは
…ん?
と思った。
沖田総悟って、聞いたこと無いか…?
と思ったからだ。
よく考えて、数分後、漸く思いだした。
…あ、そうだ。
自分の隣の人だった。と。
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