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(会って……どうしたいんだ、俺は)
気づけば、箸を持った手が止まっていた。
先程まで美味しいと思えていたはずの肉団子も、妙に味気ないものに感じられる。
彼女と会いたい。
その理由を思考、追求し、とんでもない結論に行き着いてしまったのだ。
バカバカしい、嗚呼バカバカしい。
「どこの乙女だよ……」
頭を抱え、自嘲気味に呟く。
その呟きは、誰の耳にも入ることなく――虚空へとかき消える、はずだった。
「誰が乙女だって?」
返ってくるはずのない返事があったことに――それが聞き覚えのある声だったことに驚き、バッと顔を上げる。
思い描いていた少女の姿が、そこにあった。
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