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「謙也」って呼ばれればあの人は少し恥ずかしそうに頬を染め、だけどどこか嬉しそうに笑顔で返事をする
謙「なん?」
蔵「明日のことなんやけど…」
微かに聞こえる会話からしてデートの約束でもしているのだろう
謙也くんは嬉しそうに「うん、うん」と相槌を打っている
"可愛ええな…"なんて想いながら見ていれば部長がいきなり謙也くんにキスをした
光「(あ…)」
氏「部活中にイチャつくなやー!!羨ましいやっちゃな!」
白「羨ましいやろー!笑」
謙「白石!!///」
胸がズキッと痛む
あの笑顔…
あの髪…
あの声…
存在全てが俺を虜にする
だけど本人の心は部長にしか向いてなくて…
部長の心も謙也くんに向いてて…
光「片想いって苦しいんやな…」
そう呟いたのは誰もいない一人ぼっちのコートの中だった
*この苦しさは君のせいだ…
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