[序章]

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地球連合政府樹立後も 散発的な地域紛争はあった物の世界は徐々に統一の兆しを見せ始める およそ100年と言う歳月が流れ第4代連合大統領 シュトレー・アティスが 就任する前後 西暦2310年代には国家の垣根がほぼ取り払われ それまで紛争の温床ともいえた宗教の存在は学術的な要素にこの100年で意識改革が進んだ この時代には人類の行動範囲は月にまで達しレアメタル採掘などの各種工業基地が建設されるほどになり 衛星軌道上には月と地球を往復するシャトルのステーションが存在した。 同時に人口の増加と地球環境の劣悪化が人類の新たな問題となっていた シュトレーは第二の生活圏として月面を提唱 10年計画で月面都市開発と移民に着手した 宇宙移民の始まりである 西暦2333年 月面に100万人規模のドーム都市第一号が完成 またてシャトルではなく 大量の物資と人間を輸送する為に宇宙船が実用化される 更に新たなる大地を求め 火星に有人探査を開始 西暦2370年にはついに火星に入植が開始され 資源採掘の範囲は火星を中心に土星圏にまで及んだ 更に地球においては政府要人やその関係者、一部企業の人間の人間など上流階級の支配層のみ居住を許され 地球環境再生の為のテラフォーミングが実施される この技術は後の惑星改造技術の礎となる この時代は後に 『第一次宇宙移民時代』 と称される時代であった
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