第一章~‡契刻の獣者‡

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カウル「だからね、リクトに乗って行ったら楽じゃないかなぁ☆」 ウォッカ「だけど、もしかしたら危険かもしれないだよ?そんな所に、僕リクトを連れて行きたくないよ…」 キルス「ウォッカ、気持ちは解るが…」 ウォッカの気持ちは解る。 だがコレ以外に方法がないのが現状だった。 その時、リクトがしゃべった。 リクト『ウォッカさん。大丈夫ですよ。私は平気ですから。』 カウル「リクトなら大丈夫だよ✨道案内も出来るしねぇ。」 ウォッカ「う…うん…」 キルス「…」 カウル「心配なら、アイテムは、持って来てあるから、武器と一緒にリクトに積んで行きなよ。」 ウォッカ「分かった。すぐ準備するね。キルスはご飯食べておいていて、いいよ。」 キルス「剣、準備宜しくな」 ウォッカ「それ位は自分で準備してっ💦」 キルス「何か、文句でも?」 ウォッカ「はぁい。しとくね💦」 パタパタ… キルス「…」 キルスはウォッカを朝食を取りつつ見ていた。 カウルが椅子に座り、言った。 カウル「…変化無いみたいだね。」 キルス「…あってたまるか。俺は、アイツを喪いたくない。だから、アイツを守って来たんだ… 狐族を追いかけて、絶対に…狐族を殺す。 たとえ…俺が死んだとしても…」 カウル「…無理は駄目だよ。ウォッカ君より、君の方が、脆くなってきてるんだから。」 キルス「…うるせぇ 馬鹿丑」 カウル「うわぁ~☆ひどぉい」 キルス「ウザっ! 」 その時、ウォッカが呼んだ。 ウォッカ「準備、出来たよ~」 キルス「行くか」 ウォッカ「その前に、きちんと片付けしといてよー」 キルス「面倒」 ウォッカ「キルスゥ~💦」 カウル「片付けとくから、早く行っておいでよ。帰って来たら、ウォッカ君にプレゼントあるからね~☆」 ウォッカ「うんッ! ありがとうッ!」 キルス「皿割るなよ。割ったら、二十倍返しで金、払ってもらうから✨」 カウル「えー☆びた一文、払わないよ~☆」 リクトが言う。 リクト『早く行きましょう!未族と午族の皆が心配です…」 ウォッカ「分かった!」 キルス「ょっと」 2人は、リクトに跨り、前がキルス、後ろがウォッカで乗り、リクトがいいですか?と言うと頷いた。 そして、奔りだす。 カウルはその様子を、黙ったまま、見送った。 カウル「…悪い事が起きませんように…」 ただ。 そう、祈りながら… 第一章 END
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