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いつの間にかオレは家にいた｡
「サキ…」
リョウはテーブルにあった紙に手をのばした。
それは母からの手紙だった｡
【今日も遅くなります｡夕飯は冷蔵庫にあります｡】
「……」
これだけかよ…
サキのことなんもかいてねーじゃん…
自分の娘のことなんてどうでもいいのかよ…？
マジでムカつく｡
―ビリッビリリッ―
リョウは手紙を引き裂いた｡
「いろいろあって疲れたな…………もう寝よう｡」
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