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「大体、オレ達はバスケを一緒にしてるだけ。
それだけで仲間っていえるのがおかしい…そうだろ?少なくともオレはそんなこと思ってない。オレ達は所詮…カタチだけの仲間ってわけだ。」
リョウ…?
「…フゥ…言いたいこと全部言った…っつーことでオレは…」
―ガッ!!―
トモがリョウの頬を殴った。
「ト…トモ!?」
トモはリョウを睨めつけている。
トモが…あのトモが怒ってる…めったに怒らないトモが…。
「リョウ…!!ザケンなよ!!ふざけんのもいい加減に…しろよ…てめぇ…わかってないのか!?」
「トモッ!おちついて!!」
「お前はだまってろ!サトシ!!」
「リョウ…わかってないのかって聞いてんだよ…」
「…」
「レンがどれだけお前のコトを心配していたかッ…どれだけお前のコトを思ってたのがわかってないのかぁッッ!!!??」
「わかってないって言ったら?」
トモの拳に力が加わっているのがわかった。
もう…おわりにしよう?もう…やめよう?こんなこと…
オレ達は…………仲間じゃないの?
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