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魔物の連撃に少年は最初は避けていたが疲労からか避けきれず除々に傷だらけとなっていった。
傷だらけとなった少年は片膝をつき息を切らしている。
(くそっ!何も分からないまま、何もしないまま終わりたくない・・まだ)
「まだ終われないんだあぁぁ!!」
少年の叫びに応えるように少年の体は銀色の光に包まれた。
そして、どこからか声が聞こえる。
―魔力を開放しろ―
それに呼応するようにさらに輝きを増した。
自身に底知れぬ何かを感じ少年は魔物に向かって走り出す。
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