世界~始まり~
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少年は目覚めた。 目を擦りながら起き上がった。 「また、あの夢か・・・。どこなんだろなあれ。」 辺りには夢と同じような小さな光の玉が舞っている。 しかし、夢の風景とは違う。 銀世界の深い森の中の大木の上で日が当たって光る雪を少年は眺めていた。光の正体は雪だった。 「あれから1ヶ月たったっけ。森も最初はこんなんじゃなかったのに…」 少年はうつむき、つぶやいた。
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