始まり2

11/11

12人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
ヒュゥ 無造作に あけられた窓から風がはいる そっと木の葉の舞う 空をみつめながら涙は呟いた 「月華。私がしてやれる事はないのか?」 とても小さな声で 月華には聴こえなかった。 月「涙?何か言った?」 フッ 涙は儚く笑い 涙「いや?それよりも呼ばれていたんじゃないか?」 ....... 月「あぁぁぁぁ!お説教!」 フッ 今度は柔らかく笑い 涙「お説教ではないとおもうがな。」 月「行ってくる!」 ダダダダダダ ..... 涙「いやぁ。私も呼ばれてるだがな。 まぁいぃか...。」 :月華らしくて フッ そう愛しそうに笑い 涙は月華の後をおった。 そんな二人とは 裏腹に外の風は 荒々しさを ますばかりだった。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加