記憶の無き男の行方……。

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「それにしてもこの道長いなぁ…。どこまでつづくのかなぁ。」 そう呟くも、歩き始めてからまだ余り経っていない気がする。 ?「~~~~~~~♪」 「ん?」 何処からか声が聞こえる、いや、歌…かな。歌ってるのかもしれない。 それにしてもこんな夜遅くに誰が歌っているのだろう。 そう考えながら歩いているとだんだんと歌声が大きく聞こえてくる。 「…近いな…。」 少々警戒しながら歩くと…。 ?「貴方誰?」 不意に聞こえて振り向くと、羽を持つ少女が宙に浮いていた。 正確には飛んでいた、かな。 「私か?」 「そうよ、他に誰がいるのよ。」 まぁ、確かに…。
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