記憶の無き男の行方……。

7/9
前へ
/76ページ
次へ
「ミスティア・ローレライさんですね、覚えておきます。 ところで、ミスティアさんは人間じゃありませんね?」 「そう、妖怪よ。」 妖怪………どっかで聞いたことがあったような……。 「私そろそろ帰るわ。夜も明けてきたし。」 「そうですか、では、さようなら~。」 ミスティアさんも軽く手を振って何処かに飛んでいった。 ………あ。 「カードについて聞くの忘れてた……。」 まぁいいか。 また、誰かに聞いてみればいいことだし。 そう思いながらまたさっきの一本道を進み始めた。 気づくと朝になっていてそれから暫く歩くと、周りに建物が見えてきた。 「人が住んでる場所かな?」 案の定、人が住んでいそうな家や店が立ち並んでいた。
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加