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本屋・・・
立ち読みの原則。
まずは周りに店員がいないか確かめる。
左、右、左・・・
そして後ろ。
龍夜「よし、誰もいないな」
本を開く。
龍夜「お、袋とじが2つ!?・・・バカな。こんなことがあっていいのか?見ちゃっていいのか?」
「た~つ~や~」
は?
ま、まさかこの声は!?
俺は恐る恐る振り返った。
そこには1人の女の子が立っていた。
「また立ち読み?」
腕をバキバキ鳴らしながら笑顔で近付いてくる。
やべぇ・・・震えが止まらない!
龍夜「ま、ままま待ってくれ真優!!」
こいつの名前は桜田真優(サクラダマユ)。
俺の幼なじみ。
そしてこの桜田書店の1人娘。
ちなみに俺の家はここから10メートル離れた場所にある。
龍夜「これはだな・・・つまりだな!あ、そうだ!親父さんには許可取ってんだよ?マジで!嘘じゃないよ!」
真優「その言葉はもう飽きた」
龍夜「待ってくれ!俺の話・・・ギャァァァァァ!!」
・・・・・・・・・・・・
その晩、俺は生死の世界をさまよいました。
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