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俺は泣いていた。
ポロポロと、とめどなく涙が零れ落ちる。
アオイちゃんは…アオイちゃんは今も頑張っているんだ。
生きようと…生きたいと頑張っているんだ。
俺は力強く、アオイちゃんの手を握る。何度も、何度も名前を呼ぶ。
そんな俺の様子に気付いたのか、医師と看護師が病室に入ってきた。
「どうされました?!」
「……せんせい……あおい…あおいちゃんが……あおいちゃんが……」
「とりあえず診察だ!急いで準備を!」
「すみません、廊下でお待ち下さい!」
看護師の1人に俺は廊下へ連れ出されてしまう。
「アオイちゃん…!
アオイちゃんッッ!!!」
その叫びは、扉によってさえぎられてしまった。
廊下の待合室で俺は1人…
泣き崩れていた――
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