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「今日はバイト休み?今から彼女の所に行くのかしら?」
「そう、その通り」
「もう2年くらいになるのかしら…アオイちゃんは、その後どう?」
「相変わらずかな。でも、よくなっていると思うよ」
「そっか…はい、お待ちどうさま」
テーブル前に、トーストとハムエッグ、ポテトサラダが入ったお皿が置かれる。
「あと、これね」
最後に出されたのは、俺の定番であるココア。
「いただきます」
手をあわせて、朝食を頂く。その様子をメグミさんは、微笑みながら見つめている。
「…ん?顔に何かついてる?」
「ううん、そうじゃなくて。立派になったなってね」
「なんだよそれ」
2人で笑いあい、そしてあっという間に皿の上は空になる。
「ごちそうさま。美味かったよ。んじゃ、遅くなったらアオイちゃんを寂しがらせちゃうから。もう行くよ」
「あ、ちょっと待って?」
メグミさんは棚から何かを取り出すと、俺に手渡した。
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