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「あ…アオイちゃん…意識が…?」
か細く、そして力ないアオイちゃんの手。
(…なんだ?俺に何かを伝えようとしているのか…?!)
そして俺は気付く。アオイちゃんは俺の手を掴んでいる。そして今、俺の手には――
「――携帯?携帯電話か?」
携帯を渡してみる。すると……
アオイちゃんは、ゆっくりと携帯電話を握ってみせたのだ!
「アオイちゃん!携帯電話がいるんだな?!」
しばらく携帯を渡したままにする。するとアオイちゃんの指が
――ぴっ………ぴっ………
ゆっくりと…
少しずつだが指を動かし、
キーを押していく――
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