♭…桜時を君と添い行く

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住む世界が違う自分たちは…ずっと一緒にいられることを前提に、将来に誓いをたてることはできなかった。 『来年も…』だなんて… 来年、一緒にいられるかどうかなんて、誰も保証してくれはしなかった。 少ない可能性にすがることは、最悪の状態になったときに胸を潰すおもしになるだけだと―。 だから―『来年も』という言葉は、かごめも、犬夜叉も、口にはして来なかった。 だけど 今は 言える。 笑顔で…約束ができる。 「―…うん…っ」 「よし。決まり。」 .
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