190人が本棚に入れています
本棚に追加
うん、と頷き、彼女はぽつりぽつりと かごめにとって空白であった三年間の犬夜叉のことを話し始めた。
時々ぼんやりと空を眺めていたこと
かごめを大切に思っているのは自分だけではないのだと、現実を受け止めようとしていたこと
其の中でも、しっかりと自分たちを支え続けていてくれたこと
でも、三日に一度は井戸へ足を運んでいたこと
心の底では諦めては いなかったのだと―…
泣くかと、思った。
いや…無理 だった。
.
最初のコメントを投稿しよう!