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一緒がイヤな訳ではない。
本当にアンディの邪魔をしたくなかった。
休みでも朝から深夜まで机に向かっている横でどうしたらいいの?
『行ってみる?駅まで迎えに来てくれるって』
夕刻前のグリーンラインは空いていた。
『寝ていいよ』
アンディの言葉に頭をもたれかせると、すぐに眠りに入った。
…
『着いたよ』
と起こされ…景色に軽くショックを受ける。
…何もない。
多分、大部分のアメリカはこうなんだろうなとは思うけど。
『何にもないよ…』
アンディはケンタッキーの小さな町の出身。今でも静かな土地を好んでる。
『いいところだよ』
いや…確かに1日遊びに来るにはいいかも、だけど。
電話をして、程なくするとクリームイエローのお世話にもキレイとは言えない車から男性が声をかけた
『アンディ?』
『そうです』
『ケビンです。乗って』
静かな静かなキレイな道を走る。
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