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翌日は、ボストン市内とアンディの大学・ハーバードの院生3人で使用している彼のプライベートルームの場所など目まぐるしく連れ回された。
【覚えられないよ…。ぼちぼち覚えるから】
『ごめん、ユーナ、今日僕、送っていけないけど大丈夫?』
横を通り過ぎる学生達が不思議そうな目を向ける
…私は日本語
アンディは英語
それでしっかり会話してるんだからね。
今日、市内でも随分振り返り見られた。
不思議なのかな…
いくら安全だと言われても誰も歩いていない道を暗くなってから一人歩く、いや、走るのは流石に躊躇う。
4時にはボストン市内を出ないと明るいうちに辿り着けない。
疲れ気味に家に帰るとダイニングから
『ユーナ?』
とテレサの声が聞こえた。
『はい、今、帰りました』
とそのまま階段を上ろうとしたら
『夕飯まだでしょ?一緒にどう?紹介したい人がいるの』
…?
何?昨日の今日で紹介したい人?
『はい?夕飯はまだですけど…』
とダイニングに顔を覗かせた。
え?何…この人。
めちゃくちゃ素敵
【こんばんは】
【こ、こんばんは…えっと…】
日本人…昨日言ってた前に住んでた人?
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