2◇エリート集団?

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【いえ、そうじゃなくって…】 【何?そうじゃないって?】 笑いながらハンドルを握り、視線だけを横に向けた。 優奈の胸が大きく跳び跳ねる。 長く滞在したいために安いところを探したのと、彼が安全なところを重視したためにあそこになりました。 素直にそう言えばいいのに、言えない自分にアタフタしている。 【お、此処だ。え~と5人くらい来るかな?】 路上駐車… えっ! 優奈が思わず声をあげる。 ゆっくりと前の車のバンパーに接触して車を移動させ駐車スペースを広げてる 【バンパーってさぁこうするためにも付いてるらしいよ】 【…本当…ですか?】 【多分?こっちの奴らがそう言ってる。凄いよね、言われてみりゃクッションだからね】 …麻田さん、からかわれてるんじゃないですか? そう聞きたい気持ちを堪え 【凄いですね…こっちの人って】 麻田の言葉に同調してしまった優奈。 ロビーに行くと3人の男性がいた。 【麻田さん、何処で見つけて来たの~?ゆずちゃんには秘密?】 挨拶もなしに大袈裟に話しかける男性。 【秘密にしてくれるならそうするけどね。 彼はMITのスローンスクールの学生。って言っても日本じゃ立派な会社員】 【金子です】 そう名乗った男性もインテリっぽさがあるけど目を見張る男前。
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