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新撰組と名前が変わってから三日過ぎた。特に屯所内の様子は変わりなく沖田もいつもの沖田に戻っていた。
「静香さんっ聞いてくださいよまた土方さん宛てに恋文が届きましたよ」
沖田は手に何通かの手紙らしき物を持ち、洗濯物を干していた静香に走り寄ってきた。
「またですか土方さんは人気ありますねぇ。私にはさっぱり魅力が分かりませんが…。ところで沖田さんは、もらった事無いんですか恋文を?」
手際よく濡れた隊服を干しながら静香は訪ねた。
「わっ私ですか…少しはありますよ…けど特に嬉しいとは思いませんね、苦手なんです女の人は話したいとも思いませんね」
「…私女ですが…」
静香は横目で沖田をにらんだ。
「あっ!いやっ静香さんは別ですよっ仲間ですし…むしろ話したいです」
沖田は慌てながら訂正をした…その顔はほんのり赤くなっていた。
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