710人が本棚に入れています
本棚に追加
/185ページ
時は幕末京都。
幼い頃から兄と二人で暮らしてきた、兄は私の唯一の家族でもあり親でもあった。昔両親を亡くし二人で生きてきた。
京で兄は毎日人を斬っていた…それは兄が長州藩士だからだ。
「静香今夜も魚?」この日も遅い夕飯の支度をしていた。
「私は魚料理が得意なんです」「というかお前は昔から魚料理しかできねーじゃねーかよ」兄は呆れたようにつぶやいた。静香はためらいもなく兄に包丁を向けた。
「嘘です文句なんて無いです」
最初のコメントを投稿しよう!