第六章 局中法度

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吉野に呼ばれ、芹沢の部屋にお茶と菓子を運ぶように言われた静香…吉野は昔からいるゆいつの女中だった。年齢は静香の倍はあるであろう…母親みたいな存在だった。 「ごめんねぇ静香ちゃん芹沢さんとこに来ている客人があまり好きじゃなくてねぇ変わりに運んでくれるかい?」 「客人…ですか?」 芹沢に客かぁ誰だろう…不思議そうな顔をして芹沢の部屋に茶を持って行った。 「失礼します」そっと襖を開けた。
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