第六章 局中法度

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ちょうど土方の部屋の前を通り過ぎた時、土方の部屋から原田や藤堂の声がした。 「新撰組!かぁ悪くないな」 原田の声が響いた。 「名前に意味がありますよね私は賛成ですたぶん沖田さんも気に入りますよ」 藤堂の声も若干興奮気味に聞こえた。 静香は歩く足を止めた。 名前変わるんだ…壬生浪士から新撰組に…嬉しい事なのかな。 静香にはよく分からない…名前が変わろうと兄の仇、であることには変わらない。 静香は眉間にシワを寄せた。
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