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沖田は土方の部屋にいきなり入るなり訪ねた。
「今夜の急な宴会はどうしてですか?会津から謝礼でも出たんですか?」沖田は土方の顔を覗き込みながら訪ねた。
「…なんだよ総司…分かってるんだろ、わざと聞くなよ」土方は沖田から視線をずらしながら、「今夜芹沢をやる…言うまでもないが飲み過ぎるなよ」
「やはりそうですか…」時が来たのだ。芹沢を斬る日が…避けては通れない暗殺の日が。
沖田は目をつぶった。今更覚悟は出来ている。だが…正直やはり芹沢を斬る事に躊躇はしていた。
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