第七章 新撰組誕生

4/15
前へ
/185ページ
次へ
沖田は土方の部屋にいきなり入るなり訪ねた。 「今夜の急な宴会はどうしてですか?会津から謝礼でも出たんですか?」沖田は土方の顔を覗き込みながら訪ねた。 「…なんだよ総司…分かってるんだろ、わざと聞くなよ」土方は沖田から視線をずらしながら、「今夜芹沢をやる…言うまでもないが飲み過ぎるなよ」 「やはりそうですか…」時が来たのだ。芹沢を斬る日が…避けては通れない暗殺の日が。 沖田は目をつぶった。今更覚悟は出来ている。だが…正直やはり芹沢を斬る事に躊躇はしていた。
/185ページ

最初のコメントを投稿しよう!

710人が本棚に入れています
本棚に追加