第七章 新撰組誕生

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宴会が開かれ数時間がたった。 「少し飲み過ぎたなぁ」 芹沢がいきなり立ち上がり近藤に先に帰るといった。土方の策略通りに事は進んでいった。 「足元がふらついてますよ今カゴを呼びます」 近藤が心配そうな表情をつくりカゴを呼び芹沢を屯所まで送らせた。 その様子を見ていた原田が沖田に話しかけた。 「まさか今夜だったとはなぁ俺はてっきり…たらふく飲めると思ったんだが…なんだかなぁ…」 原田も又芹沢暗殺をよく思っていない様だった。 「…原田さんもやはり乗り気ではないようですねぇ…」 沖田は原田に言いながらゆっくりと席を立った。 「当たり前だ一応あんなんでも仲間だろ。…行くか…人殺しにな…」 土方を筆頭に暗殺組みは芹沢の後を追いかけ屯所に戻っていった。
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