第七章 新撰組誕生

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長州による暗殺なんかじゃない…沖田さんが新撰組が関わっている事は確かだ。 「静香さんいますか?」 部屋の外から今一番聞きたくない人の声がした…。 ゆっくりと襖が開かれたそこに立っていたのは、やはり沖田だった。 「体調が悪いとお伺いしたのですが…案外元気そうじゃないですかっ」 沖田は部屋に入り静香の布団の横に座った。 静香はとっさに布団の中に潜り込んだ顔を隠すように…。 「えっ?!」 沖田はキョトンとした…何故隠れる? 「なっ何故隠れるんですか…やましいことでもしたんですか?…むしろ、したのは私の方ですが」 沖田は布団に潜った静香を見つめたまま話し始めた。
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