第七章 新撰組誕生

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以前沖田さんが悩んでいた理由が…今回の芹沢の件だったのか。 沖田さんはきっと命令に従っただけなのに、罪悪感を背負っている…。 ガバッと静香が布団の中から顔を出した。 「…罪を背負い続けて下さいよ。消えることの無い罪を…」 静香は表情を変える事なく、淡々と沖田に言った。 静香の言葉に耳をふさぎたくなった…。 「一生罪を背負いながら生きてください。芹沢さんの果たせなかった志しを、受け継いで…沖田さんは逃げる事も死ぬことも許されない。斬ってしまった者達の分まで生きてください」 静香は顔を上げ優しく沖田に笑いかけた。
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