710人が本棚に入れています
本棚に追加
以前沖田さんが悩んでいた理由が…今回の芹沢の件だったのか。
沖田さんはきっと命令に従っただけなのに、罪悪感を背負っている…。
ガバッと静香が布団の中から顔を出した。
「…罪を背負い続けて下さいよ。消えることの無い罪を…」
静香は表情を変える事なく、淡々と沖田に言った。
静香の言葉に耳をふさぎたくなった…。
「一生罪を背負いながら生きてください。芹沢さんの果たせなかった志しを、受け継いで…沖田さんは逃げる事も死ぬことも許されない。斬ってしまった者達の分まで生きてください」
静香は顔を上げ優しく沖田に笑いかけた。
最初のコメントを投稿しよう!