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沖田は優しく笑う静香に癒された。
決して犯した罪は消えない逃げることも出来ない。
私は近藤さんの為にこの命を捧げよう…いつか果てるこの命。
新撰組なのだから。
「さぁ沖田さん、今日は確か見回りの当番ですよねっ!こんな所でさぼっていたらまた、藤堂さんあたりに叱られますよ」
静香は沖田の手を取り立ち上がらせ、背中を押した。
襖に手をかけた沖田がチラッと振り返り言った。
「静香さんがいてくれて助かりました私は…あなたに…、救われました」
そう言い残し沖田は部屋を出て行った。
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