236人が本棚に入れています
本棚に追加
「で??どうだったんだよ源次郎♪まさかお前が一目惚れなんかするなんてな♪」
「なっ、なぜそんなことが!?」
「わかるに決まってんじゃん!!あんなあからさまに態度に出しやがって♪」
「…………………でも終わった。」
「まだ始まってもないのにか??」
「ああ、弥彦。あの子もみんなと同じ態度を取ったよ……………………」
「そっか………………あの子はそんな子じゃないと思ったのにな。」
「そうだな泰三………………でももう会うことなんか滅多にないだろう。」
「そう気を落とすなよ♪今日は俺も柔道休みだしみんなで帰ろう!!」
「そうだ源次郎!!みんなでパァーッと帰ろうや♪」
「ありがとう。じゃあ帰ろうか!!」
教室をあとにした私達は足早に校門を出ようとした時だった。
「やっちゃん!!今日は私が迎えに来たよ♪」
「紗枝??今日柔道休みだろ??」
「だから………………今からデートしに行こうよ♪」
チラッと弥彦は私の方を見るが…………………ダメと言えるわけがない。
「いいから行ってこい。私は泰三と仲良く帰るとしよう。」
最初のコメントを投稿しよう!