プロローグ

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「お父様、不思議なことを聞いていいですか??」 「ん??なんだい栞。なんでも聞きなさい。」 「お母様は………………お金持ちではなかったんですよね??」 「静香(しずか)のことか??ああそうだぞ、普通の家庭で育った女の子だったぞ。」 「お父様はすでにお金持ちだったんですよね??」 「まあ一般的にそういわれる部類ではあったな…………………私の父。つまり栞のおじいちゃんが立ち上げたのが時音財閥だからな。」 「どこでお父様とお母様は知り合ったのですか??」 「知り合ったのは栞と立花君のように学校でだよ。財閥立なんてあの当時はなかったからな。」 「私と貴司のように……………ですか。とゆうことは高校の時から結婚するまで付き合ってたってことですか!?」 「ああ、そうなるな。かれこれ10年近く付き合っていた期間はあったんじゃないかな。」 「10年………………ですか。すごいですね!!お父様、もしよかったらその当時の話を聞かせてもらってもいいですか??」 「私の高校時代の話か??つまらない話だぞ??」 「いえ、きっとそんなに長く付き合ったんですもの。素晴らしい話だと思います!!」 「………………よし、では話てやろう。あれは私が高校二年の時だった……………………」
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