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というわけで清和女子高校の前まで来たのはいいが…………………
「はん!!どうせもし来てもすぐにわかるだろう!!デカイ女だろうからな♪」
「まだバカにするか??お前の度肝抜いてやるよ!!」
「おい!!おとなしくしてくれ!!どれだけ目立ってると思ってるんだ!!」
もう下校している生徒からかなり不思議な目で見られていた。
「やっちゃん!?何やってんのよこんなところで??」
不意に声をかけられ、私達は声が発された方へと顔を向けた。
「紗枝(さえ)♪いや、実はこいつらがどうしても紗枝のことが見たいって言うから…………………来ちゃった♪」
「えっと…………………あっ!!やっちゃんがいつも言ってる源次郎君と泰三君じゃない??」
私達の前に現れた紗枝と呼ばれた女性は想像には反して小柄なかわいらしい女性だった。
柔道してるためか、あまり長くはない髪の毛をポニーテールにしていてとても似合っていた。
「そうだよ紗枝♪あの丸ハゲが泰三で、オッサンみたいな顔したやつが源次郎だ。」
「よろしくね♪」
「時音 源次郎だ。今後よろしく頼む。」
そう言って私は紗枝さんと握手を交わした。
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