出会いと初恋

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「泰三君もよろしく♪」 そう紗枝さんは手を差し延べているが泰三は俯いて全く動かなくなってしまった。 「嘘だ…………………嘘だぁぁあ!!こんなかわいい子が弥彦の彼女の訳がない!!」 「泰三君??やっちゃん、泰三君どうかしたの??」 「いや、俺と紗枝ちゃんが付き合ってるのが信じられないみたいなんだよ…………………」 「泰三君、付き合ってるのは本当だよ??同じ柔道場で出会ってから付き合ったの♪」 「なんだよ泰三♪じゃあ俺このまま紗枝と道場行くからここでお別れだ。」 「じゃあ源次郎君、泰三君、バイバイ♪」 「弥彦にあんなかわいい彼女ができるなんて……………世も末だよな…………」 「泰三、認めてあげよう。見ただろあの紗枝さんの嬉しそうな顔。幸せそうだったじゃないか。」 「確かにそうだけど………………納得いかねぇ!!」 「まあ男子高はそんなものだろ。」 「そうだ!!紗枝ちゃんに言って女の子紹介してもらおう!!なっ、源次郎♪」 「いいじゃないか。かわいい女の子紹介してくれるんじゃないか??」 「お前他人事みたいに言ってるけど源次郎も紹介してもらうんだよ♪」
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