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彼は平和な宇宙をパトロールしていた。
暗黒皇帝エンペラ星人との戦いから暫く、この宇宙に平和が訪れていた。
だが油断は禁物。
光の国の戦士達は、宇宙のパトロールを欠かさず行っている。
「今日も……平和だな。」
ここにもパトロール任務に着いている戦士…………ウルトラマンヒカリが居た。
「んっ?」
だがヒカリは、たださ迷っている宇宙人を見つけた。
「君、そんな所で何してるんだ?」
ヒカリが問いただすと、その宇宙人は振り返り、こう言った。
「どうも。僕は無名の宇宙魔術師………そうですね。ブラックXと呼んでください。」
そのブラックXを名乗る男は、ニコッと笑っていった。
「宇宙魔術師が何故こんな所に彷徨いている?」
「うーん………また今日のステージに失敗しちゃって。」
「そうか………それで帰るところが無いのか。」
「えぇ。」
ブラックXは俯いてしまった。
「仕方ない。光の国に泊まらせてーーーーΣ!!」
ヒカリが言い終わるか終わらないかで、ブラックXはマントの中に、ウルトラマンヒカリを吸い込んでしまった。
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