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ウルトラマンヒカリ……基、セリザワ・カズヤは、下に降りて、シェルターへ向かおうとした。
だが、突然蒼い翼を持つ人型の兵器と、緑色の傘の様な物を持った人型の兵器が戦って、セリザワの近くを吹き飛ばした。
「くっ!」
セリザワは、砂ぼこりを防ぐと、近くに少年が転がっていた。
「大丈夫か!?君!!」
セリザワはその少年の所に寄っていき、声を掛けた。
すると、この国の軍の将校もこちらに駆け寄ってきた。
そして少年は立ち上がって、辺りを見回した。
「はっ!!」
少年は自分の家族の死体を見つけてしまい、泣き叫んでしまった。
「うわあぁぁぁぁ!!」
「落ち着け!!」
セリザワはその少年の肩を掴んで言った。
「はぁ……はぁ……。」
少年の息はまだ荒い。
「この子を頼みます。」
セリザワは少年をその将校に任せた。
「あなたも早く!!」
将校はセリザワにも避難するよう言ったが、セリザワは首を横に振って空を眺めた。
「私は大丈夫。あなた達だけでも早く。」
「でも!!」
将校が叫んだのと同時に、また辺りが爆発した。
「Σ!?」
その爆煙の中にはもうセリザワの姿は無かった。
だが、そこには一人の巨人が立っていた。
そのなは、ウルトラマンヒカリ。![image=263108277.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/263108277.jpg?width=800&format=jpg)
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