名前なんてきめてない

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一人は背が小さくて 夜に関わらずサングラスを掛けていた もう一人は背が高くサングラスを掛けていなく頭はスキンヘッドの男だ 「君が…霜月紗夜ですかい?」 「でもコイツはどう見ても男ッスヨ」 二人はそう話しながら空に近づいた 背が高い男は空の胸倉をいきなり掴み顔を近づけた 「おい、少年!!何でそのペンダント持ってんだよ!!」 背の高い男はそう言いながら空をじっと見つめていた 空は怖いのか答えられなかった 「いきなりそういうのは良くないデッスヨ」 背の低い男は背の高い男の行動を見るとすぐにやませるようにそう言ってみるが 背の高い人は 空を離す気はさらさらないのか、胸倉をどんどん上にあげていた 「お前は黙ってろ!塩田」 塩田って呼ばれた背の 低い男はもう一人の男の気迫に 怖気づいたのか 身をちぢこもった 「わかったッスヨ」 「おやめなさい、神田」 「千緋色(ちひろ)様…」 神田って呼ばれた背の高い男は 後ろから凛とした美しい声を聞くと 逆られないのかすぐに空を離した 空は神田の後ろを覗いてみると そこには白いドレスを着て 腰にまで届かせた美しい白銀色をした髪 年齢は空と同い年に見える 女の姿が居た 「ですが千緋色様、この少年は例のペンダントを持っている人物なんです」 千緋色と呼ばれた 女性はクスクス笑いながら二人のスーツを男に近づいた 「そうみたいですね…でも君達の狙いは女性のはずです…でも念のために本家へつれて参りましょう」
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