第零章 日 常

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古河(コガ)大典。 俺とは中学時代からの仲で所謂腐れ縁というやつだ。 大典は中学時代それ程成績が良いというわけでは無かった。しかしどういう訳か高校、大学と進むにつれて見る見る頭角を現し始め、今では常に上位ランクになっていた。 髪は茶髪でセミロング。 身長は百七十三前後。 指輪やピアスなどのアクセサリーは常に常備。 明るい雰囲気のせいか整った顔立ちのせいか、こいつと街に買い物に行くと、よく女の子に声をかけられた。 ……逆ナンパ。 ――正直たまに腹が立つが良い奴なのは間違いなかった。
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