第零章 日 常

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「隼人も大典に任せるなよな……」 しかしホントにどうする? バイトは最後だからサボる訳にはいかないし………まぁこれしか選択肢は無いか。 仕方ない。 「分かった。俺だけ一日遅れて行くわ。それでOKだろ?」 「マジ悪い……向こうに着いたら色々奢るから許してくだせぃ」 全くこいつは世話が焼ける。 「ああ、期待してるぞ?」 「それじゃペルー空港で会おう」 「ああ、んじゃな」 「……………」 疲れた…… 寝るか……… この時もっと考えて決めていたら。 もっと疑問に思っていたら。 また違った人生を歩んでいたのかもしれない。
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