濁った太陽
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「おい、通信兵。無線機を寺本に」 律子「ちょっと、話しを聞いて下さい!」 律子は、長身の隊長を睨んだ。 周りの分隊は、何事かと律子達の方を向く。 「単刀直入に言うが、女は足手まといなんでね」 この一言を聞いて、律子は確信した。 これは明らかな男女差別だと。 通信兵は、無線機をわざとらしく律子の前に置き、ヘラヘラと笑っていた。 こいつらも・・・グル!?
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