濁った太陽

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「よし、全員準備はいいな」 「OKであります」 「新政府軍に一発かましてやるぜ!なぁ新入り!」 「えぇ、あいつらの焦る顔がようやく見れますよ」 駄目だ。皆油断してる。 そして、各々の分隊長が合図を取り合い、全員物陰からマンションをじっと見据えた。 やばい、このままでは全滅する。 「よし、全員突撃!」 律子「待って!」 律子の制止を聞かず、隊員は物陰から飛び出した。 律子「くっ!」 律子は手を伸ばし、前にいた隊員の軍服を掴んだ。 「わぐっ!?」 後ろからいきなり引っ張られ、隊員は変な声を出しながら物陰へと引き戻された。 「何すんですか先輩! 微乳のくせに!」 「私は美乳だ!いいな、今ここから飛び出すな、死ぬぞ!」
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