序章

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ドォォォォン! 再び地上から爆撃音が聞こえた。 爆発の衝撃で、コンクリートで出来た天井のカケラがパラパラと落ちてきた。 そのとき、近くから階段を降りる音がし、入口から男が出てきた。 「現在、八人負傷!二人が死亡!前線部隊が増援を要請しています!」 来たか。 少女は立ち上がり、AKを肩に担いだ。 少女は深くゆっくりと深呼吸をし、頬を強く叩いた。 「さて、行くか」 戦場へ。 戦うために。 生き残るために。 そして、この国を変えるために。
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