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「いいから早く行くぞ宮本」
律子は宮本の襟首を掴み、立ち上がらせようとしたそのとき、
「嫌だぁ!!」
バシッ!
「!!」
宮本は自分の襟首を掴んでいる律子の手を払いのけ、その場にうずくまった。
律子は、払いのけられた自分の手をじっと見つめた。
そして、何を思ったのか、律子は地面に置かれた無線機を慣れない手つきで使いはじめた。
「は?何やってるんすか先輩?」
宮本は、律子を訝しげに律子を見た。
そして、周波数が合ったのか、無線機を耳に当て、会話をし始めた。
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