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「こちら、第6分隊、拠点前に12.7mm機関銃が行く手を阻んで動けません。至急RPG‐7と兵員16名を要請します」
『了解、地下壕から補充する』
「了解、お手数かけます」
律子は無線を切り、再び立ち上がった。
「宮本、向こうから約20分後、援軍が来る」
「それが、どうしたんですか?」
宮本が、うずくまっている姿勢から顔を上げた。
宮本には、信じられない光景が広がっていた。
律子は、宮本に向かってAK‐74を構えながら見下ろしていた。
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