敢行

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「行くぞ!」 「はい!」 律子は宮本に合図を出し、路地から全速力で大通りを走った。 一拍遅れて、宮本も路地から姿を出した。 その瞬間、二人に向かって銃弾の雨が降り注いだ。 =律子視点= ダダダダダダダ! 「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ!」 律子はなるべく的にならないように、大通りの中央を避け、歩道を疾走した。 自分の走り抜けた後は、道路がえぐれ、ガラス窓が破裂したかのように割れまくった。
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