濁った太陽

5/17
前へ
/120ページ
次へ
路地はブロック塀が崩れ、建物のほとんどが半壊していた。 酷いものでは屋根が崩れ落ちている民家や、元々ビル群だったところは、違う建物が一緒くたになって崩れ、瓦礫の迷宮になっていた。 そして、何よりも閑散としている。 普通なら新政府軍やアメリカ軍、もしくはPMC(傭兵)が偵察しているはずなのに。 そのとき、後ろから肩を叩かれた。
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加