第三章

3/14
前へ
/46ページ
次へ
「お前が好きなのわかるわ」 「はっ?」 ちょっといいやつだということがわかってたから、こうして普通に話すことも多くなった 「七尾だよ」 「いい人じゃないですか優しいし明るいし」 私もああいう人になりたいなと呟く彼女 には無気力さはなく少し輝いてる 「まっ到底及びませんけどね」 その一言で 七尾をどれだけ尊敬してるかわかる 「まぁ昔からそういう感じだったしな」 「同級生だったんでしたっけ?」 「まぁな昔から男女みんなに好かれてた」 「好いてた一人だったりして」 無気力フェイスで核心つくな畜生 「ここで今でも好きなんだって言えば終わるぞ」 終わる その言葉で理解したのか彼女は 「そりゃそうっすね」 と笑みを作った
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加