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夏佳「大丈夫か秋?怖くなかった?へんなことされなかった?されてたらお姉ちゃんに言って・・・そしたらあのクズを地獄の一番深い場所に葬り去らなきゃいけないから・・・」
お姉ちゃんは凄い形相でしゃべっている
お姉ちゃんの方が逆に怖いよ。なんて言ったらいけない
秋「大丈夫なにもされてないから」
僕はお姉ちゃんを宥めるように言った
夏佳「秋~愛しているぞ」
お姉ちゃんはまた僕を強く抱きしめほお擦りし始めた
道の真ん中なので少し自重して欲しいよ。なんて言えないよ。意気地無しだもん
秋「さあ、お姉ちゃん帰ろう」
ほお擦りされること数十分僕は決死の覚悟で言った。
え?なんでかって?だってものすごく幸せそうな顔でお姉ちゃんがほお擦りしているんだよ。その笑顔を壊すようなことを言うにはそれ以上の覚悟が必要だって・・・
夏佳「む?そうだな。名残惜しいが帰るか」
お姉ちゃんは残念そうにそう言って僕から離れた
そして僕たちは手を繋ぎながら家に向かった
あっ、僕から繋いだわけじゃないよ。お姉ちゃんからだよ・・・本当だって・・・
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