ゾンビ君撃たれる!

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そして放課後… 伯爵の声がグランドに響く。 「オラーッ走れ!走るんや!」  グランドには、ヨロヨロと走るゾンビ君の姿有った。 「も、もうダメだぁ…」 「そうやな、明日が本番やから 今日は、この辺で切り上げて 美味いもんでも、食いに行きま ひょか」 喜ぶゾンビ君 「Ohイェーイ!」 「なんや?元気有るやんか」  二人が目指したのは帰り道に有るハンバーガーショップだった。  美味い物、と言っても、そこは彼等の小遣いでは、これでもご馳走の部類だったのだ。 歩きながらゾンビ君が呟く。 「はぁ…やっぱり僕じゃ無くて 他の人が走った方が良かったん じゃないかなぁ」  そんなゾンビ君の肩を叩きながら、虎木が励ます。 「何言うとんのや、今やお前は スーパーアスリートやで、800 どころか、フルマラソンだって お茶の子サイサイや、ワイの 目に狂いは無い…明日はワイを 信じて思いきり走り!」 「アハハ、何か伯爵に言われる と、その気になって来ちゃうか ら不思議だね」  そんな会話をしながら、ハンバーガーショップに近づくと、何やら人だかりが出来ている。  良く見ると、パトカーも数台確認できる。
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